今日は、茨木市で弥生時代の郡遺跡・倍賀遺跡発掘調査成果シンポジウムーみえてきた弥生の風景-に参加しました。

シンポ (2)

2年前に現地説明会に参加した遺跡です。倍賀遺跡はパナソニック工場跡地の広大な範囲の発掘調査でした。多くの方形周溝墓が出ていました。
シンポジウムでは、発掘時から分かった事や見つかった遺物などの事についての解説を聞きました。方形周溝墓の溝からかたまって見つかった大型石包丁2個と普通の大きさ5個。一番大きいのが37cmで国内で最大級。
人形土製品は、現説の時見ましたが、他に、銅鐸形土製品にシカが8頭描かれていました。るつぼと考えられる高坏形土製品や送風管の見つり鋳造が行われていたとみられます。近くの銅鐸鋳型が出た東奈良遺跡との関係が考えられる様です。
倍賀遺跡の方形周濠墓は集落と周溝で区切られています。周溝墓の数は、隣の郡遺跡と合わせるとかなりな数になります。弥生時代の共同墓地だったのでしょうね。

シンポジウムに参加する前に、お隣の茨木神社の狛犬さんに会いに行ってきました。
昨年6月の地震の被害もあったそうで、石燈籠の台だけになっていたり塀も傾いたそうです。
狛犬さんは大丈夫でした。ご本殿・拝殿前の狛犬さんは、年銘が読めなかったですが、江戸期でしょう。

江戸期 (2)

境内社の前の2対の狛犬さんは両方とも明治8年で、

明治狛犬

西鳥居の所の狛犬さんは大正13年でした。

大正狛犬

参道で茨木城から移築した搦手門を眺めて、シンポジウム会場に行きました。


搦手門