今日は久しぶりに箕面に行ってきました。
昨年の10月に箕面市の「絵図から見る箕面の名所」のウォークがありましたが、生憎の台風の襲来の為に中止になってしまいました。その時の資料を送っていただいていたので、その資料を持って友人と滝への道を歩きました。
先ず、箕面駅に着くと箕面市郷土資料館へ寄って、考古資料や箕面の歴史などを見学しました。マンホールカードもゲット。
駅前から滝への坂道を歩きます。両側に名物の「もみじの天ぷら」を揚げる店が並んでいます。直ぐに「森の案内所」と「ゆずるの足湯」がありました。情報を貰って坂道を行きました。左手の山に箕面観光ホテルやスパーガーデンがあります。一の橋を渡り箕面公園に入りました。梅屋敷の府営休憩所があり、その隣のお店で昼食をと考えていましたが、残念!お休みでした。先を行くと野村泊月の句碑があり、その背面の崖には活断層の露頭が見えます。

断層の露頭

「有馬・高槻構造線」で慶長伏見大地震でも動いていました。昆虫館を過ぎると瀧安寺がありましたが、帰りに寄ることにして滝へと登って行きました。修業の古場を過ぎると倒木が多くなってきました。一昨年と昨年の台風での被害です。大きな唐人戻岩がありました。ここを過ぎると直ぐに滝が見えてきました。

箕面滝

滝の前のお店で昼食しました。アユやおでんが美味しかったです。
箕面の大滝は雌滝で、雄滝は上流にあります。滝見橋から大滝を見て、滝壺の方に行こうとしていた時に猿が現れました。

猿

以前は何回も来ていて、その度何匹にも遭遇していいましたが、今日はこの1匹だけでした。
今日の滝の水量は少なかったですね。

滝

しばらく滝を見て、帰りは対岸の道を歩きました。唐人戻岩の大きさと崩れ落ちた大きな岩が見ることができました。

唐人戻岩

この道の地層と、何の岩かしらと見て歩くのは楽しい。中の千本からライオン岩を過ぎると、

ライオン岩

姫岩があり大きな岩が割れて?いて間を通れます。

姫岩

滝道へ出ると直ぐに瀧安寺で、境内に入りました。門の前で文久年間の狛犬が迎えてくれました。

龍安寺

お寺は、役行者が山林修業の道場として開き箕面寺と称しましたが、後に御醍醐天皇から瀧安寺の名を賜りました。観音堂に秘仏如意輪観音が、本堂に秘仏弁財天とその前のお堂には神變大菩薩(役行者)が祀られていました。ここの狛犬さんは文政年間でした。

弁財天

何時、御開帳するか未定だそうです。対岸にある建物も台風で被害にあって修理中でした。そして、中の坂を登って聖天宮西江寺に参りました。

西江寺

役行者ゆかりのお寺でもあり神社でもあります。みのう聖天さんと親しまれています。

箕面聖天
ここも江戸時代の狛犬さんです。中の坂を下って駅へ着きました。お土産にもみじの天ぷらを買って帰りました。
今日歩いた箕面谷の地層と岩石は興味深いものでした。丹波帯が主で超丹波帯も。チャートと砂岩、泥岩、緑色岩、花こう斑岩、流紋岩など。岩石や地層を見て、もっと解れば良かったのにと思いましたが楽しく歩くことができました。

追加です。
大滝両側の岩壁の途中に茶色い塊がぶらさがています。カメラでアップして見るとスズメバチの巣でした。毎年、巣が作られるそうです。
箕面川の川原石が、水に浸かっているところが赤く染まっています。水に何かの成分が溶けているのでしょうか。
また歩いてみたい所でした。