今日は、兵庫考古博の春季特別展『弥生時代ってしってる? ー2,000年前のひょうごー』に行ってきました。三ノ宮でJRの快速に乗り換え、明石海峡大橋と淡路島を眺めて。
土山駅から歩く出会いの道にも花が咲き乱れています。車内で見つけて連れ出した小さなカナブンはどこかへ飛んで行きました。
大中遺跡につく前に小雨がぱらついて来ました。

考古博

博物館の特別展では、まだ行ったことがない大開遺跡や玉津田中遺跡の出土品が多く出ていました。
石器や土器はもちろん青銅器、銅剣や銅鐸、五斗長垣内遺跡の鉄製品。玉津田中遺跡の人型土製品と石棒は縄文時代の名残でしょうか?!
海上がりの磨製石剣や磨製石鏃、吉野ヶ里遺跡からの出展品の把頭飾付有柄細形銅剣は初めて実物を見ました。
池に蓮の花が咲いているのを見ながら休憩。

蓮

午後から、講演会『発掘でわかったひょうごの弥生時代』を聴講しました。聴講を申し込みして合格しての参加です。
兵庫県の弥生文化・稲作は、日本海側と瀬戸内海からのルートで入ってきました。墓制も墳丘墓と周溝墓の違いなども見られます。兵庫県は五国からなったので、国によっての違いが面白いです。
最後に、弥生時代の出雲国・吉備国・丹後王国・ヤマトに囲まれていたこと、なるほどと思いました。
雨上がりの大中遺跡、7棟の竪穴式住居が建ち弥生時代にタイムスリップしたかのようでした。

大中遺跡